荷捌き作業用キャメル式リフトテーブル

荷捌き作業用キャメル式リフトテーブル
業界 食品加工工場 用途 トラックへの荷捌き作業時の高さ調整
テーブル
サイズ
1500㎜×1500㎜ 積載荷重 1000㎏
ストローク 800㎜ 型式 KTL-1515-08-1
特注範囲 キャメル式構造、傾斜補助機能付渡し板
課題 作業性・生産性向上、低床式(小型化)

お客様の課題

食品製造工場にて、トラックへの製品積み込み作業時の高さ調節用のリフトテーブルを導入したいとご相談を受けました。お客様には以下の課題がありました。

①商品を載せた台車をトラックヤードからトラックの荷台へ直接乗り込ませて荷積みをしたいものの、建物側の床面とトラックの荷台の高さが合わず、スムーズな乗り入れができない点が大きな課題。この高さの違いが、作業効率の低下や作業者の負担増大に繋がってる。

②リフトテーブルを設置したいという強いご要望がある一方で、建物の構造上、リフトテーブル設置用のピットを新たに設けることが不可能。そのため、ピット内への埋込設置ではなくても、リフトテーブルの最低高さを極力低く抑え、スロープなどを活用して台車が乗り入れ可能なようにしたい。

①、②の課題を解決できる提案を行った、当社をご選定頂きました。

提案内容・導入効果

今回は、台車の乗り入れ作業が発生するため、低床式のリフトテーブルとする必要がありました。よってキャメル式構造を採用しています。テーブル寸法はW1500㎜×L1500㎜とし、ストロークは800㎜、積載荷重は1tonとなっています。

①の課題については、建物側にリフトテーブルを設置し、渡し板を取り付けることでトラック荷台へスムーズに台車の乗り入れを可能とすることができました。台車の滑り止めのため、テーブル天板は縞鋼板を採用しています。しかしながら今回は②の課題があるため、設置方法ならびに製品の最低高さを限界まで低くする構造を検討する必要がありました。

②の課題については、ピットを設けてリフトテーブルを埋め込むという設置方式が採用できないため、限界まで最低高さを落とすことができるキャメル式構造を採用することでクリアできました。

キャメル式リフトテーブルとは
キャメル式リフトテーブルは、通常のパンタグラフ式リフトテーブルとは異なり、2台の小型リフトテーブルを並列に設置し、その間に別途ワーク積載用のテーブルを連結するという独特の構造をしています。この設計の最大の特徴は、実際にワークを積載するテーブルの真下に、昇降機構であるパンタグラフやシリンダーなどの構成部品を配置する必要がない点です。これにより、リフトテーブルの最低高さを極限まで低く設定することが可能となり、ピットを掘ることなく、床面に限りなく近い高さからの台車乗り入れを実現できます。

リフトテーブル ソリューションナビを運営する株式会社河原は、当事例のように、キャメル式リフトテーブルの開発・製作を行うことが可能です。作業性・安全性を考慮し、最適な提案を行いますので、お気軽に当社にご相談ください。

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