コイル搬送・搬出用 自走式小型リフトテーブル
業界 | 金属加工工場 | 用途 | 材料投入・運搬用 |
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テーブル サイズ |
550㎜×810㎜ | 積載荷重 | 3,000kg |
ストローク | 400mm | 型式 | KTL-0609-04-3 |
特注範囲 | 機上V型テーブル取付(接地面MCナイロン)、レール上自走式、小型化を実現する特注構造 | ||
課題 | 自動式、小型化 |
お客様の課題
金属加工工場で稼働する圧延機について、アンコイラー・リコイラーにコイルを搬送・搬出する工程にリフトテーブルを使用したいとご要望を頂戴しました。従来はホイストを利用し設置を行っていましたが、安全性の向上と、作業性の向上を目的にお声かけ頂きました。お客様の課題・要望として以下がありました。
①積載荷重は3t必要。しかし、有効スペースが非常に狭く、テーブル寸法を大きくすることができないため、最大限小型化したリフトテーブルを導入する。
②テーブルとコイルが接触した際に、コイルに傷がつかないように配慮する。
複数のリフトテーブルメーカーに相談されていましたが、小型化に対応できず、当社を選定頂きました。
提案内容・導入効果
まず、当事例で導入したリフトテーブルの動作仕様についてですが、アンコイラー、リコイラーにコイル搬送・搬出を行う用途であるため自走式となり、コントローラーにより前進・後進を行えるようにしています。
コイルをリフトテーブルに乗せた後は、
1)リフトテーブルが定位置まで前進
2)テーブルが特定高さまで上昇
3)軸にコイルを差し込む
4)テーブルが下降
5)リフトテーブルが定位置まで後進
という動作を行っています。
前述した課題に対する対応は以下となります。
①の課題について、シリンダー形状や取り付け方法、パンタグラフの構造など、当社が培ってきたノウハウ・知見をもとに設計・開発し、積載荷重が3tながら、テーブル寸法W550mm×L810mmというサイズで製作が可能になりました。
②の課題については、接地面のテーブル材質をMCナイロンとし、コイルをテーブルに接触させた際に傷がつかないように対策しています。なお、V受けのテーブル形状とし、コイルを安定して搬送できるようにしています。
リフトテーブル ソリューションナビを運営する株式会社河原は、当事例のように、お客様のご要望にお応えできるような、カスタム・特注リフトテーブルの開発を得意としています。当社はシリンダーを内製しており、シリンダー形状や取り付け方法を柔軟に変更できるため、当事例のような小型化も可能となります。特注のリフトテーブルの製作委託先をお探しの皆様、お気軽に当社にご相談ください。