大型タンク溶接 ワーク昇降用リフトテーブル

大型タンク溶接 ワーク昇降用リフトテーブル
業界 大型タンク製造業 用途 大型タンク溶接時のワーク(タンク)昇降用
テーブル
サイズ
3500㎜×3500㎜ 積載荷重 5000㎏
ストローク 4700㎜ 型式 KTL-3535-47-5
特注範囲 大型テーブル仕様、高ストローク
課題 高ストローク、作業性・生産性向上、安全性向上、埋込式

お客様の課題

大型タンク製造工場にて、タンクの溶接作業時の昇降式定盤としてリフトテーブルを導入したいとご相談を頂戴しました。お客様には以下の課題がありました。
①大型タンクは、製造工程によって大きさや形状が異なっている。都度、作業用足場を設営・解体し作業を行っていたが、作業性が悪い。また昇降式の作業足場にすると、作業者の落下リスクが発生するため、足場ではなくタンク自体を昇降させて安全性と作業効率を上げたい。
②ピット内にリフトテーブルを設置した後も、メンテナンスおよび点検が可能な仕様にしてもらいたい。
①、②の課題を解決できる提案を行った、当社をご選定頂きました。

提案内容・導入効果

今回、対象ワークであるタンクのサイズを考慮し、テーブルサイズはW3000mm×L3000mmの正方形としました。このサイズでは一体での輸送が困難なため、分割して輸送し、お客様にてテーブル部分の組み立て作業を実施していただきました。
①の課題に対しては、フロアにピットを設けていただき、そのピットにリフトテーブルを埋め込んで設置することをご提案しました。これにより、タンクの製造工程に応じてリフトテーブルを昇降させることが可能となり、作業者は常にフロアレベルで作業を行うことができ、タンクの溶接作業が効率的かつ安全に行えるようになります。なお、ピット工事はお客様のご対応範囲となります。
【ご使用方法】
1)リフトテーブルを上昇させ、フロアレベルと高さを揃える
2)リフトテーブル上にタンクを設置
3)作業工程に応じて、作業者がアクセスしやすい高さにリフトテーブルを昇降させる
 (タンク上部の作業時はリフトテーブルを下降、下部の場合は上昇)
4)溶接作業を実施
5)作業完了後、リフトテーブルをフロアレベルに戻し、天井クレーンにてタンクを回収
②の課題については、油圧ユニットを別置きとし、ピット外に設置することで油圧ユニットへのアクセスを可能としています。ピット内部にリフトテーブルを設置する場合、メンテナンスや点検時のアクセス性が課題となりますが、本提案ではテーブル上面に点検口を設けることで、これを回避しています。
リフトテーブル ソリューションナビを運営する株式会社河原は、当事例のように、高所作業用リフトテーブルの開発・製作を行うことが可能です。作業性・安全性を考慮し、最適な提案を行いますので、お気軽に当社にご相談ください。

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